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神戸女子大学のWebマガジン「シンジョマグ」

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【神戸女子大学×コープこうべ】野菜を丸ごと使った食品ロス削減レシピ

特集

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2022.11.9

【神戸女子大学×コープこうべ】野菜を丸ごと使った食品ロス削減レシピ

皆さんは『食品ロス』という言葉をご存じですか?本来なら食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことで、日本では年間522万トンが廃棄されています。「世界のどこかでは、飢餓で苦しむ人がいるのにもったいない!」そんな熱い気持ちで立ち上がったのが、家政学部管理栄養士養成課程に所属するIさんとKさんです。なんと、コープこうべに電話をかけ「食材の皮や芯もムダにしないレシピを考案するので、アプリで紹介してほしい」と直談判したそう。今回は、アプリの開発に携わったコープこうべの宮下さん(写真左から2人目)を須磨キャンパスの調理室にお招きしてお話を伺いました。 写真左からコープこうべ田川さん、宮下さん、 管理栄養士養成課程 Kさんさん、橋本准教授 『食品ロス削減の日』にどうしても間に合わせたい!意欲とパワーが大人たちを動かした!! 今回の取り組みはどのような経緯で実現したのか教えてください。 宮下さん――― 今年の8月頃、コープこうべの問い合わせ窓口に2人が電話をくれたんです。コープこうべアプリの中に、最大1週間分の献立を自動作成し、かつ食材も注文できる『こんだてアシスト』という機能があるのですが、そこに料理を掲載させてもらえませんか?と。突然だったので、驚きました。 Iさん――― きっかけは、10月30日が『食品ロス削減の日』だと知ったからです。当日に合わせて、私たちも何かできないかって。シンジョの地域連携推進事務室に相談したらコープこうべさんの連絡先を教えてくれたので、ネットでもいろいろ調べて…。とにかく話を聞いてほしい!という気持ちでした。 宮下さん――― すばらしい行動力ですよね。 Iさん――― 授業で、日本の食品廃棄量の多さについて取り上げられていたのが気になって。個人的には賞味期限が過ぎる前に冷凍保存するとか、皮や芯も工夫して食べるなどは以前から当たり前にしています。今回も一般的には捨てられてしまう部分を使って、レシピを考えたらどうかと思いついたんです。 Kさん――― 私は、好きなアイドルがインスタグラムで「地球温暖化の原因の1つが食物を可燃ごみとして燃やすときに出る二酸化炭素だ」と訴えていたのを見て、このままだとヤバイかも!と未来に不安を感じて。私たちが情報発信することで、何かが変わるかもしれないと思いました。 宮下さん――― コープこうべアプリの『こんだてアシスト』は便利なサービスなのですが、昨年4月にリリースして、まだまだ認知度が低いのが悩み。大学生が考えたとなれば、同じような若い世代の方も興味を持ってくれるでしょうし、食品ロスへの意識が高まるチャンスにもなる。この取り組みをアプリの開発パートナーの株式会社ミーニューさんに相談したところ、一緒にやりましょう!と協力してくださることに。そしてさっそく、新メニュー検討のためのオンライン会議に、彼女たちにも参加してもらいました。 初めてのオンライン会議への参加。そして厳しい現実に直面するが… 企業で働く社会人の中に混ざって意見するということはとてもハードルが高いように思いますが、いかがでしたか? Iさん――― 幹部の方々が画面にズラッと並んでいるのを見て緊張しましたが、どうしてもやり遂げたかったし、無理を言ってお願いしたことなので頑張らなくちゃ、と気合が入ったのを覚えています。 宮下さん――― 8月の会議では、「『食品ロス削減の日』に公開するとなると、来週にはレシピを提出してもらわないと間に合わない」と、時間のなさが問題視されましたが、本当に次の週に10品を提案してくれました。大変だったでしょう? Kさん――― はい(笑)。でも、やりがいの方が大きかったです。ただ、10品すべてが不採用になった時は、残念な気持ちが少しありましたが、すぐに切り替えて新作レシピを考え始めました! 宮下さん――― こんだてアシストは、毎日忙しい主婦の献立作成をアシストする、というコンセプトのサービスです。レシピはたくさんの組合員さんの目に触れるので、レシピの作りやすさや調理時間、食材の種類なども考慮が必要です。 なにより、お二人にも自信を持って「これは私たちが考えたレシピです!」と言えるオリジナリティがあるものを練ってほしかったので、簡単にはOKが出せなかったんですよね。 絶対にあきらめない気持ちを持ち続け、最後は先生のアドバイスが突破口に! 10品を提案した後、再びレシピを考案することになりましたが行き詰まりませんでしたか? Iさん――― 何がいけなかったのか悩んで、管理栄養士養成課程の橋本先生に相談しました。 Kさん――― 先生からは「肉汁を吸ってくれるように、高野豆腐を使ってみたら?」とか、「子どもでも食べやすいように見た目を工夫したら?」など、すごくわかりやすくアドバイスをしてもらえたので、次で決めるぞ!と意欲がわきました。 宮下さん――― 10品が不採用になった次の週の会議で、全く違った5品を提案してくれて。これなら大丈夫!と思えるレシピばかりだったので、今回はすべて採用になりました。2人の熱意の勝利ですね。 『ごま香るナムル』『ブロッコリーと人参とちりめんの佃煮』『甘酢餡で食べる紅白シュウマイ』の3品を実食! インタビューを受けながら実際に採用されたレシピを調理して振舞ってくれました。それぞれのレシピのこだわりを教えてください。 Iさん――― この『紅白シュウマイ』は甘酢餡を後付けにして、見た目も楽しんでもらえるようにしています。 Kさん――― 『ブロッコリーと人参とちりめんの佃煮』には、いつもなら捨てられる部分の人参の皮やブロッコリーの茎が入っています。実は栄養価が高くておいしい茎や皮の歯ごたえも楽しんでもらえると思います。 Iさん――― 『ごま香るナムル』は、ほうれん草は根元ごと、人参と大根は皮ごと使っています。いろいろな食感が楽しめるし、ピーナッツが味のアクセントになっています。 作っていただいたレシピはどれも本当においしくて、感動しました。おふたりが考え、自ら行動を起こした積極性はまさにシンジョの姿勢そのもの!考案したレシピを通じて1人でもたくさんの方に「食品ロス削減」の活動を知ってもらえることを願っています。

【Shinjo Kitchen~管理栄養士養成課程のお料理レッスン~】ヘルシー!ながもち!スイーツレシピ

カルチャー

1508

2020.7.22

【Shinjo Kitchen~管理栄養士養成課程のお料理レッスン~】ヘルシー!ながもち!スイーツレシピ

勉強中に甘いものが食べたくなる!でもカロリーが気になる・・・。そんなあなたにオススメ!つくり置きできるから、勉強の時間もとれるヘルシーなスイーツレシピ! 今回ご紹介するレシピ 4種Recipe.01 | 焼きりんご(ひとくちあたり約15kcal)Recipe.02 | ナッツのはちみつ漬け(ひとくちあたり約13kcal)Recipe.03 | ココナッツクッキー(ひとくちあたり約25kcal)Recipe.04 | 豆腐スコーン(ひとくちあたり約28kcal) レシピ.1   焼きリンゴ 材料 ・りんご --- 1個 ・レモン汁 --- 適量  ・はちみつ --- 適量 ・ミント --- お好みで つくり方 ① りんごは皮をむき、くし切りで12等分にする。フライパンにむいた皮を敷いて、その上にりんごを並べ、レモン汁、はちみつをかける。* りんごの皮をフライパンに敷くことで、焦げつき防止に!② 強火で加熱し、沸とうしたら中火に弱め、フタを閉めて蒸し焼き。 汁気がでてきたらりんごを裏返す。汁気がなくなるまで弱火で加熱。③ りんごが熱いうちに皮だけ取り除き、器に盛り付けて、仕上げにミントを添えたら完成! レシピ.2 ナッツのはちみつ漬け 材料 ・アーモンド --- 20g ・カシューナッツ --- 20g  ・クルミ --- 20g ・はちみつ --- 80~100ml つくり方 ① アーモンド、カシューナッツ、クルミを食べやすい大きさに割り、バットに並べる。② ①を160度のオーブンでほんのり色が変わるまで8~10分程度焼く。③ ②を瓶にいれてから、ナッツがつかる量のはちみつを加える。1晩~3日ほど置いて完成! レシピ.3 ココナッツクッキー 材料 ・薄力粉 --- 100g ・砂糖 --- 20g  ・ココナッツオイル --- 40g ・仕上げ用粉砂糖 --- 適量 つくり方 ① 粉砂糖以外の材料を全て混ぜ、直径3cm程に丸め、クッキングシートを敷いたバットの上へ並べる。② ①を170度のオーブンで20~25分ほど、焼き目がつくまで様子を見ながら焼く。 ③ 焼けたクッキーを冷蔵庫に入れて冷めたら、粉砂糖をまぶして完成! レシピ.4  豆腐スコーン 材料 ・豆腐 --- 90g ・クリームチーズ --- お好みで  ・ホットケーキミックス --- 200g ・バター --- 8g ・キャロブチョコレート --- お好みの量 キャロブチョコレートとは? 見た目も味もチョコレート。でも栄養価が高く、カロリーも低い!材料はスーパーなどで購入できます。 つくり方 ① 材料を全てボウルに入れて、かたまりになるまで混ぜる。② 混ぜた①を厚さ1cm程度までのばして、クッキー型などで好きな形に型抜きする。③ 200度のオーブンでほんのり色が変わるまで様子を見ながら15分焼いて、少しこげ目ができたら完成!

【Shinjo Kitchen~管理栄養士養成課程の お料理レッスン~】朝にピッタリ!トーストレシピ

カルチャー

1548

2020.7.3

【Shinjo Kitchen~管理栄養士養成課程の お料理レッスン~】朝にピッタリ!トーストレシピ

時間のない朝に、簡単につくれて、かわいいトーストレシピ!朝から気分をUPさせる 8種のトーストレシピをご紹介します。 今回ご紹介するトースト 8種 ①いちごヨーグルトトースト / ②マシュマロヨーグルトトースト / ③カルボナーラトースト / ④ベーコンエッグトースト / ⑤フルーツたっぷりトースト / ⑥ミニトマトトースト / ⑦チーズアボカドトースト / ⑧ハニーアイストースト ① いちごヨーグルト トースト 材料 & つくり方 ・食パン --- 1枚 ・バター --- 適量  ・水切りヨーグルト --- 大さじ5 ・砂糖 --- 小さじ1 ・いちごジャム --- 20g ・かぼちゃの種 --- 適量 ・白ゴマ ---適量 ① 焼いた食パンにバターをぬり、その上に水切りヨーグルトをパン一面にぬる。② いちご型にいちごジャムを塗り、かぼちゃの種をヘタのように置いていく。③ ジャムの上に白ごまをいちごの種のように並べたら出来上がり! ② マシュマロヨーグルトトースト 材料 & つくり方 ・食パン --- 1枚 ・マシュマロ --- 8個  ・ヨーグルト --- 30g ・はちみつ --- 適量 ・シナモン ---適量 ① 食パンにマシュマロを並べ、間にヨーグルトをのせる。② トースターで3分ほど焼き、マシュマロが膨らんだら取り出す。③ はちみつをかけ、シナモンをふりかけたら出来上がり。 ③ カルボナーラトースト 材料 & つくり方 ・食パン --- 1枚 ・マヨネーズ --- 小さじ1  ・粉チーズ --- 小さじ1強 ・ハーフベーコン --- 1枚 ・卵黄 --- 1個 ・粗挽きコショウ --- 適量 ① ベーコンをカットし、卵の白身を抜いて卵黄のみにしておく。② 食パンに、粉チーズ、カットしたベーコン、卵黄をのせる。③ マヨネーズと粗挽きコショウをかけ、トースターで5分ほど焼いて完成。 ④ ベーコンエッグトースト 材料 & つくり方 ・食パン --- 1枚 ・ハーフベーコン --- 1枚  ・マヨネーズ --- 小さじ1 ・粒マスタード --- 小さじ1/2 ・乾燥パセリ --- 適量 ・卵 --- 1個  ① カットしたベーコンをフライパンで炒め、その次に溶いた卵、マヨネーズ、粒マスタードを入れ、スクランブルエッグをつくる。② スクランブルエッグを食パンにのせ、バンに焼き色がついたら仕上げに乾燥パセリをかける。 ⑤ フルーツたっぷりトースト 材料 & つくり方 ・食パン --- 1枚 ・ホイップクリーム --- 適量  ・キウイ --- 1個 ・バナナ --- 1/3本 ・ブルーベリー --- 6~7粒 ・ミント --- お好みで ① 食パンをトースターで焼き、粗熱をとる。② キウイ、バナナは皮をむきカットする。③ ホイップクリームを食パンにぬり、フルーツをのせ、ミントを添える。 ⑥ ミニトマトトースト 材料 & つくり方 ・食パン --- 1枚 ・オリーブオイル --- 小さじ1  ・おろしニンニク --- 小さじ1/2 ・粉チーズ --- 適量 ・ミニトマト赤、黄色 --- 各4個 ・塩 --- 適量 ・粗挽きコショウ ---適量  ・乾燥バジル ---適量 ① 食パンにオリーブオイル、おろしにんにくをぬり、半分にカットしたミニトマトをのせる。② 塩、粗挽きコショウ、粉チーズをかけて、トースターで5分ほど焼く。③ 仕上げに乾燥バジルをかけたら出来上がり。 ⑦ チーズアボカドトースト 材料 & つくり方 ・食パン --- 1枚 ・マヨネーズ --- 小さじ1 ・粒マスタード --- 小さじ1/2 ・ミックスチーズ --- 25g ・アボカド --- 1/2個 ・粗挽きコショウ ---適量   ① 食パンにマヨネーズ、粒マスタードをぬる。② ミックスチーズ、カットしたアボカドをのせ、粗挽きコショウをかける。③ トースターで5分ほど焼いたら出来上がり! ⑧ ハニーアイストースト 材料 & つくり方 ・食パン --- 1枚 ・バター --- 適量  ・はちみつ --- 適量・バニラアイス --- 30g ・アーモンドスライス --- 適量 ① 焼いた食パンにバターをぬり、 バニラアイスをのせる。② 仕上げにアーモンドスライスとはちみつをかけたら出来上がり。

【Shinjo Kitchen~管理栄養士養成課程のお料理レッスン~】 さわやかレモンレシピ

カルチャー

1582

2020.6.4

【Shinjo Kitchen~管理栄養士養成課程のお料理レッスン~】 さわやかレモンレシピ

美肌効果もある!夏にぴったりなレモンレシピをご紹介します! 今回ご紹介するレシピ 3種 Recipe.01 | 夏の暑さを吹き飛ばす!レモンそうめんRecipe.02 | レモンがまるごと器に!レモンヨーグルトシャーベットRecipe.03 | レモンに焦げ目がつくまで焼いて!レモンクリームチーズトースト 材料 ・レモン --- 1/2個   ・そうめん --- 100g・スプラウト --- 適量  ・麺つゆ --- お好みの量 つくり方 ① レモンは輪切りにスライスします。② そうめんは袋の表示通りに茹で、冷水にさらし水気をよく切ります。③ 器に②を盛り、レモンを並べ、スプラウトをのせます。④ 最後に麺つゆをかけて出来上がり。 材料 ・レモン --- 3個  ・ヨーグルト --- 600g・はちみつ --- 大さじ6  ・ミント --- お好みで つくり方 ① レモンは横1/3程をカットし、スプーンなどで果肉と果汁をくりぬき、レモンの皮は冷蔵庫で冷やしておきます。② ボウルに①でくりぬいて搾ったレモン果汁にヨーグルト、 はちみつを入れて混ぜ、ラップをかけ冷凍庫に1時間ほど入れます。③ 固まってきたら、一度取り出しスプーンなどで混ぜます。 再びラップをかけて冷凍庫に入れ、固まったら、 ①で冷やしていたレモンの皮の器に入れて盛りつけ、 お好みでミントを添えて出来上がり。 食べたあとレモンの皮は捨てないで! このレシピをためしたらレモンの皮を洗濯ネットや布に包んでお湯に浮かべてみましょう!皮の成分が冷え性やエアコンの風で日中冷えた体に効くレモン風呂に! 材料 ・レモン --- 1個  ・はちみつ --- 大さじ1・クリームチーズ --- 大さじ3  ・バゲット --- 1/2本 つくり方 ① レモンは横半分にカットし、半分は輪切りにスライスしてもう半分は果汁を搾ります。② 搾ったレモン果汁にはちみつ、クリームチーズを入れてよく混ぜます。③ カットしたバゲットに②をのせスライスレモンをのせてトースターで焼いたら出来上がり。 レモンに含まれているビタミンCには、 抗酸化作用・美肌効果・免疫力アップ・ストレス緩和などの効果があるので、ぜひレシピをためしてみて!

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