須磨キャンパスは、多くの高校生で賑わっていた。眞生が行き先に迷っていると、優しい声が届いた。「どうされましたか?」神女の在学生だった。強ばっていた眞生の表情がほどけていく。取得できる資格や卒業生の就職状況、知りたかったことはすべて確認できた。けれど、その詳細は今となってはほとんど覚えていない。ただ、声を掛けてくれた在学生の優しい面影が神女全体の雰囲気と重なり、眞生の心に深く刻まれた。