その中に、かつての眞生もいたのだ。あのとき、声を掛けてくれたから今がある。と言うと大げさだが、あのときの先輩の優しい物腰が眞生を神女へと向かわせた理由の一つであることは間違いない。ここにいるみんなが、自分にとっていい大学に巡り会えますように。そんな想いを胸に、眞生は高校生に声を掛ける。「どうされましたか?」晴れ渡る夏の空のように、眞生の笑顔はまぶしく、キラキラと輝いていた。