社会福祉士をめざせる大学を探す中に、神女があったのだ。憧れの街、神戸。「神戸女子大学」という響きもスマートで心地いい。さっそく母に付き添ってもらい、神女のオープンキャンパスへ。大学にしては少人数クラス制で、国家試験対策室があるなどサポートの手厚さも気に入った。先輩がとにかく優しい印象で、「こっちに来たら絶対楽しいよ」と笑う顔が本当に楽しそうだった。広島の大学も見学したが、「彩花は神女のほうが合っとるね」と、母も太鼓判を押してくれた。就職は広島でする。そう心に決めて神女に進学し、初めての一人暮らしに胸を膨らませていたのだったが、現実は、まさかのホームシック。寂しいのはもちろんのこと、今まで母に任せきりだった炊事、洗濯、掃除に直面し、